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概略[]
伝説の傭兵集団「サーペントテール」と双璧を成す腕利きの傭兵。
幼少の頃からキラ=ヤマトの失敗作として扱われてきたため、そのコンプレックスから誰彼構わず噛み付く狂犬のような男だったが、プレア=レヴェリーとの出会いと別れによって過去と決別。プレアの遺したドレッドノートイータを駆り戦場を駆ける傭兵となった。
SEED因子こそ持たないが、純粋な戦闘能力だけを比べるのであればキラ=ヤマトにも劣らない。
物語における役割[]
フリーの傭兵として、かつてのように憎しみを持ってではなく、ただ世界をかつての姿に戻さないためにリヴァイブと戦う。
遍歴[]
カナード=パルスはテレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の外伝的位置付けの漫画『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』で初登場。ユーラシア連邦が独自の技術で開発したハイペリオンガンダムのパイロット。
キラ=ヤマトと同じ「スーパーコーディネイター」として生を受けたカナード。だが彼は、キラと異なり失敗作であった。そのため研究施設でモルモット扱いを受け続け、やがて脱走。その際に謎の黒髪の男性と出会い、キラの存在を教えられ、それを期にキラに執着するようになる。
(この男性は「メンデルと関わりがある」と告げた上、「失敗作」という呟きからカナードがスーパーコーディネイターだとすぐに見抜いた。以上の事から、この男性はCE73年時にはプラント最高評議会議長となっているギルバート=デュランダルではないかという見方がある。また、ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERERATION of C.E.』『スーパーロボット大戦W』では、この男性はラウ=ル=クルーゼであるとされている)
プレア=レヴェリーに出会い、プレアの搭乗するドレッドノートと二度の交戦を行った末に敗北。プレアから「人は人それぞれの生き方があり、代わりなど存在しない」と命がけで教えられた。
プレアの死後、キラを殺し自分が本当のスーパーコーディネイターだと認めさせるという野望を捨て、現在はフリーの傭兵として活動している。